平昌（ピョンチャン）冬季パラリンピックに参加する北韓代表団と選手団は来月7日、京義線陸路を通じて韓国入りすることになりました。
韓国と北韓は27日、軍事境界線がある板門店の北韓側施設「統一閣」で実務協議を開き、共同報道文を採択しました。
統一部が共同報道文を明らかにしたところによりますと、北韓は来月7日、パラリンピックの代表団と選手団を韓国に派遣するということです。
代表団と選手団は、京義線陸路を通じて韓国入りし、帰還する時期は、南北が合意によって決めます。
また、北韓の代表団は、韓国の案内や秩序に従い、韓国側は、北韓の代表団の便宜を保障します。
このほかに、北韓のパラリンピック参加に関する実務的な問題については、板門店を通じて文書交換の形で協議することにしました。
統一部によりますと、共同報道文には明記されていませんが、北韓は、代表団4人と選手団20人を派遣する方針を伝えてきたいうことです。
北韓の代表団や選手団の規模は、国際パラリンピック委員会との協議によって、最終的に決まります。
北韓は、パラリンピックには芸術団や応援団を派遣しないとしていて、これについて統一部は、「オリンピックに参加した北韓の芸術団や応援団がすでに、南北関係改善のムードを盛り上げるのにある程度貢献したと認識しているようだ」と話しています。
南北は先月17日の次官級実務会談で、パラリンピックに北韓の代表団、選手団、芸術団、応援団、記者団、合わせて150人あまりを派遣することで合意していました。