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政治

米朝対話実現なるか 対話条件で隔たり

Write: 2018-03-01 12:47:34Update: 2018-03-01 12:55:52

米朝対話実現なるか 対話条件で隔たり

平昌(ピョンチャン)オリンピックに合わせた北韓の高位級代表団の2回の韓国訪問で、南北関係が改善しつつあるなか、米朝対話が実現するかどうかに関心が集まっていますが、対話の前提条件をめぐる米朝の隔たりは大きく、実現は不透明な情勢です。
北韓は対話の前提条件として、アメリカ政府による「北韓敵視政策」の撤回、韓米合同軍事演習の中止を求めています。これに対してアメリカは、北韓が「検証可能な非核化措置」を先に取らなければならないとしています。
米朝対話の実現に向けた現実的な折衝案として専門家らは、アメリカがことしの韓米合同軍事演習の規模を縮小する一方、北韓が誠意ある非核化の意思を表明するかどうかがカギになるものとみています。
政府系シンクタンクの統一研究院の北韓研究室長は2月28日、「ことしの演習を中止することは難しいため、とりあえず、ことしの演習ではアメリカ軍の戦略資産の展開を最小化し、来年、演習を中止するということを交渉の材料にすると、北韓としても非核化の意志を表明する名分ができる」と述べました。
北韓が非核化の意志を表明しても、アメリカが北韓との対話に乗り出すかどうかは不透明です。
北韓に対して強い不信感を抱いているアメリカは、非核化に向けた北韓の意志を確認するための検証を求める可能性が高いものとみられています。
一方、韓国政府は、3月中に北韓とアメリカにそれぞれ特使を派遣するなどして、米朝の仲立ちの役割を積極的に進めていく方針です。

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