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政治

「3.1独立運動は平和構築の出発点」 文在寅大統領

Write: 2018-03-01 12:55:06Update: 2018-03-01 13:29:58

「3.1独立運動は平和構築の出発点」 文在寅大統領

3月1日は、99回目の独立運動記念日の「三一節」です。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は1日、ソウルの西大門刑務所歴史館で開かれた三一節の記念式典で演説し、「3.1独立運動と大韓民国建国100周年を恒久的な平和体制の構築と平和にもとづく繁栄の新たなスタートラインにしていく」と述べました。そして、「われわれには、自らの力で独立を成し遂げた歴史がある。われわれは、自ら平和をつくりだす力がある」と述べました。
こうした発言は、大韓民国臨時政府の樹立から100年となる来年までに南北関係の改善と北韓の核問題の解決をはかり、韓半島に平和構造を定着させるための転機をつくるという強い意志の表明と受け止められています。
文大統領はさらに、旧日本軍の慰安婦問題と独島(トクト、日本でいう竹島)に対する日本政府の態度を批判し、真の反省を求めました。
文大統領は、日本が慰安婦問題をめぐる2015年末の韓日合意で問題は解決したとしていることに対して、「加害者である日本政府が『終わったことだ』としてはならない。戦争中に起こった反人倫的な人権犯罪は、終わったということばで覆い隠されないものだ。日本が苦痛を与えた隣国と真に和解し、平和共存と繁栄の道を共に歩んでいくことを願う」と強調しました。
独島については、「独島は、日本の韓半島侵略の過程で最初に占領されたわれわれの領土だ。日本がその事実を否定することは、帝国主義による侵略に対する反省を拒否するものにほかならない」と述べました。
そして「日本が最も近い隣国らしく、真の反省と和解の上で、ともに未来に進むことを願う」と述べ、未来志向的な両国関係の構築を目指す考えを改めて示しました。
一方、菅義偉官房長官は1日午前の記者会見で、文在寅大統領の演説について、「日韓合意に反するものであり、全く受け入れられず、極めて遺憾だ」と批判しました。

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