3月1日は99回目の独立運動記念日、「三一節」、各地でさまざまな行事が行われました。
三一節は、韓国が日本の植民地下にあった1919年3月1日、韓国各地でいっせいに行われた独立運動で、国民の祝日となっています。
ソウルの西大門刑務所歴史館では、午前10時から記念式典が開かれ、文在寅(ムン・ジェイン)大統領をはじめ、関係者1300人あまりが出席し、万歳を叫んで行進する当時の光景を再現しました。
ソウル市鐘路区の普信閣では、独立運動家の遺族ら12人が正午に普信閣の鐘をついて大きな音を鳴らし、当時をしのびました。
また、ソウルの光化門広場では、前の日に日本から韓国に奉還された、日本による植民地時代に強制徴用された韓半島出身者の遺骨33柱の魂を慰めるための追悼式典が行われました。
今回、韓国に奉還されたのは東京・東村山市の国平寺に安置されていた遺骨で、2月28日に金浦空港から韓国に戻りました。
行政自治部によりますと、1日は全国で280の記念行事が行われ、およそ18万人が参加したということです。