文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2日、中央銀行である韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁の再任を決めました。
韓国銀行総裁の再任は、1970年から78年まで在任した金聖煥(キム・ソンファン)氏以来です。
現在の李柱烈総裁は、朴槿恵(パク・クネ)政権だった2014年に総裁に任命されています。
大統領府青瓦台の報道官は2日の記者会見で、李総裁について、「通貨信用政策の最高の専門家で、在任期間中に中国、カナダ、スイスと通貨スワップ協定を締結するなど、国際金融の感覚と力量を備えている。今回の再任決定は、韓国銀行の中立性と自主性を保障するという文大統領の意志が反映されたものだ」と説明しました。
韓国銀行の総裁は、閣議の決定と国会の人事聴聞会を経て大統領が任命し、任期は4年、2期まで延長できます。