アメリカのトランプ大統領が、金正恩(キム・ジョンウン)北韓労働党委員長との対話に臨む可能性について言及し、その真意が注目されます。
国際ニュース通信社の「ロイター通信」によりますと、トランプ大統領は、現地時間で3日、ワシントンで開かれたメディア関係者との夕食会に出席し、冗談を交えて30分間演説しました。
それによりますと、数日前、北韓側から電話があり、アメリカとの対話を求めてきましたが、トランプ大統領は、「まず非核化が必要だ」と答えたということです。
また、トランプ大統領は、「何か前向きなことが起きれば、われわれはいずれ会うことになるだろう」と述べたほか、金正恩労働党委員長の名前を挙げ、金委員長と直接対話する可能性も排除しないと語ったということです。
この夕食会は、著名なメディア関係者が集う「グリディロン・クラブ」が主宰するもので、トランプ大統領の今回の発言は冗談を交えた演説のなかで挙げられたものだったため、その真意はまだわからないということです。
一方、今回のトランプ大統領の発言は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使団が5日から北韓を訪問することが公式に発表される直前に出されていることから、注目されています。