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韓半島

特使団 米朝対話に向けて北韓を説得へ

Write: 2018-03-05 13:24:42Update: 2018-03-05 14:42:27

特使団 米朝対話に向けて北韓を説得へ

文在寅大統領が北韓に派遣する特使団が5日、ソウル空港から平壌に向けて出発します。
特使団は大統領府青瓦台の鄭義溶(チョン・ウイヨン)国家安保室長、国家情報院の徐薫(ソ・フン)院長、統一部の千海成(チョン・ヘソン)次官、尹建永(ユン・ゴンヨン)大統領秘書室 国政状況室長らで構成されました。
鄭義溶 国家安保室長、国家情報院の徐薫院長の2人は閣僚級です。
特使団の構成は北韓とアメリカを同時に説得して米朝対話を実現させるだけでなく同時に南北関係改善も進めるとの文在寅大統領の考えが反映されたものです。
首席特使を務める鄭義溶 国家安保室長はホワイトハウスの意中を最も詳しく把握している人物とされていて、北韓側にアメリカの意向を伝え、北韓を説得する役割を務めることになります。
一方、情報機関の国家情報院の徐薫院長は文在寅政権で北韓の事情に最も詳しい人物で、北韓との直接交渉の経験が少ない鄭義溶室長をサポートするとともに、南北首脳会談を含む南北関係全般について北韓側の考えを探るものと見られます。
一方、特使団は6日に金正恩労働党委員長と会うことが予想されていて、これまでベールに包まれていた金正恩労働党委員長の外交スタイルがある程度明らかになるものと予想されます。
特使団が金正恩労働党委員長に会えば、韓国政府の高官と金正恩労働党委員長による初の会同になります。
特使団は非核化についても言及する見通しで、金正恩労働党委員長の出方に関心が寄せられています。
金正恩労働党委員長は新年の辞で融和姿勢を前面に出していて、特使団に融和姿勢を強調する可能性があるとされていますが、北韓は非核化を前提とした対話には応じないとの立場を強調していることから、特使団に対して強硬な姿勢を打ち出す可能性も排除できません。

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