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韓半島

文大統領の特使団 北韓に向けて出発

Write: 2018-03-05 14:08:41Update: 2018-03-05 15:25:53

文大統領の特使団 北韓に向けて出発

非核化に向けた米朝対話をけん引するための文在寅大統領の特使団が、5日午後1時50ごろ、ソウル空港から平壌に向けて出発しました。
特使団は、鄭義溶(チョン・ウイヨン)大統領府国家安保室長を団長として、国家情報院の徐薫(ソ・フン)院長など10人で構成されています。
鄭義溶氏は、5日午後出国前に記者団に対して「平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックをきっかけに作られた南北間の対話と関係改善の流れを活かして、韓半島の非核化と平和に向けた文大統領の確固たる意志を伝える」と述べて意欲を示しました。
特使団は、1拍2日間の日程で北韓を訪問し、5日に北韓の高官らと相次いで面談し、夕食会をともにする予定で、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長とは5日の夕方か6日の午前ごろ、面談するものとみられています。ただ、日程はすべて非公開となっています。
特に団長を務める鄭義溶氏は、金正恩労働党委員長と直接会って、文在寅大統領の親書を伝える予定です。
面談では、北韓に非核化を求める一方、アメリカとの対話に積極的に乗り出すよう説得するものとみられています。
一方、北韓外務省報道官は3日、「アメリカと前提条件のついた対話を進めたことは一度ともなく、今後もそのようなことはない」と強調し、非核化を前提とする対話を拒否する考えを示していて、この時点で北韓の変化を期待するのは難しいとの見方も出ています。
北韓が核実験やミサイル発射を暫定的に中止する代わりに韓米合同軍事演習の中止を求めてくる可能性もあるとされていますが、非核化を対話の前提条件としているアメリカが「暫定的な中止宣言」で北韓との対話に応じるかどうかは不透明な状況です。
特使団は、6日に韓国に戻る予定です。
鄭室長と徐院長は北韓を訪問した後、アメリカを訪れ、訪朝結果を説明するほか、日本、中国とも緊密な協議を続けていく方針です。

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