6月13日に予定されている統一地方選挙まで残すところあと99日となりました。
今回の選挙はソウル市など全国の17広域自治体（主要市・道）で首長選などが行われるほか、国会議員の補欠選が同時に実施されます。
文在寅（ムン・ジェイン）政権発足後はじめての全国単位の選挙となることから、今後の政局に大きな影響を与えるのは必至で、与野党各党は総力を挙げて臨む構えです。
与党「ともに民主党」は、文在寅大統領の高い支持率を背景に、17か所のうち、最激戦地のソウル市など首都圏3か所を含む9か所以上での勝利を目指すとしています。
最大野党「自由韓国党」は、支持基盤の慶尚北道と慶尚南道を中心に6か所以上を目標に掲げています。
「国民の党」と「正しい政党」が合併して結成された新党「正しい未来党」は首都圏1～2か所を含み、最大で5か所、「民主平和党」は支持基盤である全羅北道・全羅南道で最低でも1か所を確保することを目指します。
最大の激戦地はソウルです。
「ともに民主党」からは、現在の朴元淳（パク・ウォンスン）市長の対抗馬として、ミン・ビョンドゥ、朴映宣（パク・ヨンソン）、禹相虎（ウ・サンホ）、全賢姫（チョン・ヒョンヒ）議員と、鄭鳳株（チョン・ボンジュ）元議員が立候補を表明しています。
「正しい未来党」から、「正しい政党」との合併の前に「国民の党」の代表を務めた安哲秀（アン・チョルス）前代表がソウル市長選に立候補するかどうかも焦眉の関心となっています。「自由韓国党」はまだ候補を出していません。