北韓の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が、去年、猛毒の神経剤で殺害された事件について、アメリカ国務省は北韓が国際法に違反して化学兵器を使用したと断定し、5日付で新たに独自制裁を科しました。
アメリカ国務省が現地時間の5日、官報を掲載して明らかにしました。
制裁は、緊急の人道支援を除く北韓への援助や、武器の販売などを禁止するものとなっています。
現在、米朝の間で貿易や武器の取引はなく、制裁の実効性は高くないとみられています。
アメリカは、韓国と北韓との対話を見守る一方で、北韓に対して圧力をかけ続ける姿勢を強化する狙いがあるとみられています。
金正男氏殺害事件をめぐり、アメリカ政府は、去年11月に北韓をテロ支援国家に再指定しています。