北韓の金正恩（キム・ジョンウン）労働党委員長が、平昌（ピョンチャン）オリンピック・パラリンピック後に延期された韓米合同軍事演習を平年並みの規模で再開することに一定の理解を示したことで、軍事演習がいつ、どのような形で再開されるかに関心が集まっています。
アメリカの政府高官は6日、「定例の防衛訓練が再開されるのは当然のことだ」と述べ、合同軍事演習を予定どおり4月中に再開する方針を明らかにしました。
これに対し、韓国の軍消息筋は「米朝対話の流れ次第では調整もあり得る」とする認識を示し、金正恩委員長からのメッセージを携えワシントンに向かった大統領府青瓦台の鄭義溶（チョン・ウィヨン）国家安保室長らとトランプ大統領との会談結果に注目が集まっています。
韓米両国は、18日の平昌パラリンピック閉会後に軍事演習の具体的な日程を公表することにしています。
一方、軍事演習の再開時期について、アメリカ政府筋は、南北首脳会談後の5月中旬が有力とする見解を示したと、AFP通信が7日報道しました。