北韓が、今月5日と6日に北韓入りした韓国の特使団を、期待以上に行き届いた配慮でもてなしたことがわかりました。
大統領府青瓦台の関係者が8日、明らかにしたところによりますと、北韓は警護、食事、宿泊、テレビやインターネットの利用など細かいところまで特使団に配慮していたということです。
警護は、宿泊先の建物の1階の出入り口を見張るだけで、中では自由に行動できるようにしていたということです。
この関係者は、「以前は、韓国の高官が平壌を訪れると、監視員が常に付き添ったが、今回は、負担を感じない程度で警護していた」と述べました。
また、宿泊先には、特使団が不自由しないよう、必要なものがほとんど備えられていて、テレビでは、KBS、MBCなど韓国のチャンネルをはじめ、CNN、CCTVなど海外放送も視聴できたとということです。
さらに、「ネイバー」や「ダウム」など韓国のポータルサイトも自由に利用できるほど、インターネット環境もきちんと整備されていたということです。