韓国の若年層の実業率がこれまででもっとも高くなっているなか、日本で就職する韓国の若者が急激に増えていることがわかりました。
厚生労働省と法務省が8日、まとめたところによりますと、日本で就職した韓国人の数は去年、2万1088人にのぼり、初めて2万人を超えたということです。
日本で就職する韓国人の数は、毎年1%前後の増加率となっていました、2015年から急激に増え、2016年は13.6%、去年は11.4%となっています。
これは、韓国の景気低迷で、新規採用が減っているうえ、学歴や資格などを重視する風土が根強いことから、海外に目を向ける若者が増えているためとみられます。
また、日本政府が進めている「働き方の改革」などで労働環境が改善されていることも、背景にあるとみられます。
日本は、失業率がことし1月の時点で、2.4%にまで下がっていて、海外事業の拡大や人口の減少なども重なり、外国人の採用にも積極的に乗り出しています。