金正恩労働党委員長がアメリカのトランプ大統領に送った「特別メッセージ」について関心が寄せられています。
「特別メッセージ」は首脳会談実現に向けた「信頼構築の一環」とだけされていて、具体的な内容は公開されていませんが、国交正常化後も在韓米軍の駐屯を認めるとの内容が盛り込まれたのではないかとする指摘もあります。
金正恩労働党委員長の祖父の故金日成首席は1992年に労働党書記をアメリカに送り、在韓米軍の撤収を求めない代わりに外交関係を樹立することを提案したことがあります。
また、故金正日国防委員長は2000年6月の南北首脳会談で、北東アジア情勢を考えるとアメリカ軍が韓国に駐屯することが望ましいと発言したことがあります。
北韓は「非核化」の代価として、アメリカとの平和協定締結、アメリカや日本との国交正常化などを求めてくるものと見られています。
韓国政府の関係者は北韓が求める国交正常化について、平壌にアメリカ大使館を設置することも含まれるとしました。