韓国統一部は、北韓に抑留されている韓国国民の送還に向けて努力しているとしました。
統一部の報道官は19日の定例記者会見で、北韓に抑留されている韓国国民についての質問に、韓国国民の早期送還に向けて多角的なチャンネルを通じて北韓と接触を続けているとしました。
北韓とスウェーデンが最近北韓に抑留中のアメリカ人の送還について協議しているとのメディアの報道もあって、北韓に抑留されている韓国国民の安否について関心が高まっています。
統一部によりますと、北韓は現在6人の韓国国民を抑留していますが、大部分は中朝国境地帯で宣教活動中に北韓に抑留されたものとみられています。
北韓は2013年10月に北韓入りした韓国籍の宣教師を韓国の情報機関と内通したとして逮捕し、国家転覆陰謀罪、スパイ罪などを適用して無期懲役を言い渡し、現在まで抑留しています。
北韓当局は抑留している韓国国民について釈放や送還はもちろん、面談要求にも応じていません。