韓国のソウル市と中国の北京市は、両都市の大気汚染改善に向けて協力していくことになりました。
ソウル市と北京市は19日、ソウル市庁舎で両都市の統合委員会の全体会議を開き、両都市の大気汚染改善に向けた協力に関する了解覚書を締結しました。
了解覚書の締結により、両都市は、微小粒子状物質による大気汚染問題に共同で対応するための「ホットライン」を設置し、それぞれ連絡担当官を指定して両都市の大気汚染に関する情報を随時共有することになりました。
また、大気汚染改善に向けた共同研究団を設置し、微小粒子状物質の低減に関する技術研究を行うほか、大気汚染改善に関するフォーラムを定期的に開催し、科学研究・技術試験事業での協力や環境に関する研修プログラムなどを行うことになりました。
ソウル市・北京市統合委員会は、ソウルと北京が経済、文化、教育、環境分野での協力を話し合う機関で、2年ごとに会議を開いています。
両都市が環境の分野で具体的な推進計画を盛り込んだ了解覚書を締結するのは初めてです。