親孝行のため、親と一緒に海外旅行に出かける人が増えています。
旅行大手の「ハナツアー」が21日、発表したところによりますと、去年、パッケージツアーで海外旅行に出かけた成人した子どもと親は、27万4000人で、5年前に比べて91.5%増えたということです。
また全体のパッケージツアーに占める割合も、2ポイント増えて18.6%になったということです。
旅行先としては、日本が31.3%で、もっとも人気がありました。
続いてベトナム、中国、タイ、ヨーロッパの順でした。
これに対して、子供連れの海外パッケージツアーは、毎年増えてはいるものの、全体のパッケージツアーに占める割合は5年前に比べて3ポイント減って16.5%になりました。
これについて専門家は、「経済力がありエネルギー溢れるシニア世代が、海外旅行になれている子ども世代と一緒に旅行に行くトレンドが生まれた。テレビ番組でも、成人した子どもと親が一緒に海外旅行に出る姿が多くみられ、流行となった」と話しています。