アメリカを震源とする貿易戦争への懸念が、世界の金融市場を揺さぶっています。
アメリカのトランプ大統領は22日、中国製品に対して高関税を課す制裁措置を発表し、23日には鉄鋼・アルミニウム製品への輸入制限措置も発動しました。
これを受けて、中国は23日、アメリカ産豚肉などに高関税を適用する対米報復措置を発表し、「貿易戦争」に発展する恐れが高まっています。
23日の韓国株式市場は、総合株価指数が前日の終値に比べて49.29ポイント下がった2446.73で取引が始まりました。
その後も幅広い銘柄に売り注文が拡大し、ほぼ全面安の展開となり、結局、前の日に比べて79.26ポイント下がって、2416.76で取引を終えました。
韓国市場に先立つ22日のニューヨーク株式市場も急落し、終値は前日に比べて2.9%下落しました。
米中による貿易戦争が本格化すれば、輸出への依存度が高い韓国経済は、経済成長や雇用情勢への影響が心配されます。