来年から小学校6年が使う社会科教科書にろうそく集会や民主化運動に関する内容が記載される見通しです。
教育部が26日に明らかにしたところによりますと、来年から使われる小学校6年の社会科教科書では、民主主義の発展過程と市民の政治参加活動の重要性について記述している部分で、共同体の問題を平和的に解決する方法や市民が参加する方法として、ろうそく集会が記載されるということです。
ろうそく集会を紹介する写真としては、おととし10月から去年の3月にかけて当時の朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣・弾劾を訴えてソウル光化門広場で行われた市民らによるろうそく集会の様子が写った写真が掲載されるということです。
また、これまで小学校の教科書では取り上げられなかった1980年代の民主化運動に関する記述も盛り込まれ、1987年の民主化運動当時、警察の拷問を受けて死亡した大学生パク・ジョンチョル氏と警察が発射した催涙弾に当たって死亡した大学生イ・ハンヨル氏の写真が掲載されるということです。
こうした内容が小学生の教科書に記載されることについて、朴前大統領の支持層など保守陣営の反発が予想されます。