アラブ首長国連邦(UAE)を訪れている文在寅(ムン・ジェイン)大統領は現地時間の27日、ムハンマド首相兼ドバイ首長と会談し、ドバイと互恵的で未来志向的な協力を強化することで一致しました。
文大統領は会談で、両国のリーダーシップが革新や開放を継続して進めているなか、今回の訪問は、両国間のより高いレベルでの互恵的で未来志向的な協力策を模索するよい機会になると述べました。
ムハンマド首相は、両国関係が戦略的パートナー関係に格上げされただけに、実質的な協力についてより具体的に議論していくことを望むと述べました。
文大統領は、中東で初めて開催される博覧会国際事務局(BIE)登録の国際博覧会「2020年ドバイエキスポ」の成功を願うとしたうえで、韓国もそれに貢献するため大規模な韓国館を設置する方針だと明らかにしました。
また、両国がエネルギー、建設分野を中心に発展させてきた協力関係を、第4次産業革命の時代を迎え、情報通信、宇宙探査、再生エネルギー、自動走行車の開発など先端・未来産業分野へと拡大していくことを提案しました。
さらに、ドバイにはおよそ5000人の韓国人と100社あまりの韓国企業が進出していることから、韓国人の安全や企業活動への変わらぬ関心と支援を呼びかけました。
これに対してムハンマド首相は、両国が持続可能な発展に向けた未来成長エンジンの創出で引き続き協力していくことに合意し、韓国企業が施工した世界最高層の「ブルジュ・ハリファ」は、ドバイのランドマークになっているとして、誠実さと技術力を備えた韓国企業がドバイの経済や社会の発展に貢献していると評価しました。