文在寅(ムン・ジェイン)大統領は28日午前7時40分ごろ、5泊7日間のベトナムとアラブ首長国連邦(UAE)への歴訪を終えて帰国しました。
文大統領は今回の外遊で、ベトナムでは23日にベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席と会談を行い、2020年までに両国間の貿易額を1000億ドルに拡大することを柱とする「韓国・ベトナム未来志向共同宣言」を採択し、ベトナムへの輸出拠点の確保に成功しました。
一方、アラブ首長国連邦では25日にアブダビ首長国のムハンマド皇太子との会談で、両国関係をさらに緊密にすることにし、9年前のアブダビ・バラカ原発受注をきっかけにした「戦略的パートナー関係」を「特別戦略的パートナー関係」に格上げすることで一致しました。
韓国がこれまでに「特別戦略パートナー関係」を結んだのはインドとインドネシアだけです。
また、ムハンマド皇太子から「26兆ウォン規模の石油とガス関連事業を韓国企業と締結する」との約束を取りつけたほか、韓国が建設したバラカ原発1号機の完工をきっかけに今後も協力を強化していくことで合意しました。