韓国とアメリカが、FTA＝自由貿易協定の見直し交渉の合意と、アメリカの通商拡大法232条にもとづく鉄鋼・アルミニウムの輸入制限措置の対象国から韓国を除外したことを28日、公式に発表しました。
産業通商資源部の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)通商交渉本部長とアメリカ合衆国通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は28日、韓米間の合意について共同宣言文を発表しました。
韓米は宣言文で、韓国とアメリカがFTAの見直しの一般条件で原則として合意したと発表することを嬉しく思うと述べました。
また、「両国は、アメリカの通商拡大法232条にもとづく鉄鋼・アルミニウムの輸入制限措置の対象国から韓国を除外する条件でも合意した。発効は、ことし5月1日からの予定だ」と明らかにしました
FTAの見直された条項については、発効する前に、両国で国内手続きを経なければならないということです。
改定が合意された内容については、「投資、関税、自動車貿易、貿易救済に関するもので、医薬品、通関、繊維分野では、韓米FTAを円滑に履行するためのさらなる進展がなされた」としました。
また、「こうした内容は、韓米間の貿易や経済関係を発展させていくうえで重要な進展を意味し、両国間の強力で不変な安全保障関係にもとづく」と強調しました。