外交部が30日、30年以上経過した外交文書1420冊、およそ23万ページを国民に公開しました。
今回公開された外交文書によって、北韓が南北が連邦制統一を経て中立国を建てることを提案する内容の文書をアメリカに内密に渡していたことが確認されました。
今回公開された外交文書には、1987年12月9日にワシントンのホワイトハウスで開かれた米ソ首脳会談に出席していた旧ソビエト連邦のミハイル・ゴルバチョフ 共産党書記長が、北韓の「連邦制統一・中立国建設案」を、当時アメリカの大統領だったロナルドレーガン氏に渡していたことに関する記録も含まれています。
文書には、他にも全斗煥(チョン・ドゥファン)末期の民主化運動への弾圧について韓国とアメリカ外交当局間のやりとりの内容や東西冷戦が終わる頃の南北間の激しい体制競争や葛藤の模様が盛り込まれています。
また、北韓が1983年日本人の土木技術者を招待して北韓から韓国へ通じる地下トンネルについてアドバイスを受けたことや韓日大陸棚共同開発に関する文書も今回公開されました。
今回公開された外交文書の要約版は、外交史料館ホームページ(http://diplomaticarchives.mofa.go.kr)に掲載され、モバイルからも検索できます。