韓国の輸出額が17か月連続で上昇しました。
産業通商資源部によりますと、ことし3月の輸出額は515億8000万ドルに上り、2016年11月以来17か月連続の上昇となりました。
3月の輸出額が500億ドルを超えたのは、今回が初めてです。
また、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は68億7000万ドルの黒字となり、74か月連続の黒字となりました。
輸出額の変化を品目別で見ますと、「パソコン」の輸出額が先月に比べて62.5%増加したほか、「半導体」44.2%、「石油化学」0.8%など7つの品目が増加しました。
なかでも半導体は、次世代記憶装置のソリッドステートドライブ(SSD)、マイクロチャンネルプレート(MCP)など付加価値の高い商品の売れ筋が好調で、1か月間の輸出額が単一品目としては初めて100億ドルを超えました。
一方、輸出先で見ますと、ヨーロッパ連合への輸出が24.2%増加したほか、中国16.6%、日本9.7%、アセアン諸国2.2%などの増加となりました。
その反面、中東地方への輸出が22.5%減少したほか、インド11%、中南米諸国7.8%、ベトナム3.3%、アメリカ1%などの減少となりました。