韓国空軍のF15K戦闘機1機が5日午後2時40分ごろ、南部の慶尚北道(キョンサンブクド)漆谷(チルゴク)の山中に墜落し、搭乗員2人の遺体が見つかりました。
事故による民間人への被害は現時点では確認されていません。
この戦闘機は午後1時半ごろに南東部の大邱(テグ)の基地を離陸し、任務を終えて帰還する途中でした。
空軍は事故の正確な経緯を調べています。
F15Kは韓国空軍の主力戦闘機で、2005年に戦力化し、現在、およそ60機が運用されています。
F15Kの墜落事故は2006年以来2回目です。
2006年の事故では、東海上空で訓練中に墜落して搭乗員2人が死亡しています。当時、空軍は、事故原因を調べた結果、操縦士が機体の高度を高めようとしたとき、過重な重力に耐えられず意識を失ったためだと発表しています。