政府機関で働く国家公務員や市役所など地方自治体で働く地方公務員、公立小学校の教員などになるため、公務員試験に応募している受験者の数は合わせて44万人に上っていることがわかりました。
韓国国政学会によりますと、現在、公務員試験の受験者の数は正確に把握されていませんが、公務員試験の出願者数と倍率や、国勢調査の結果などで推算したところ、およそ44万人に上るものとみられるということです。
これは韓国の20歳から29歳までの若年層全体の6.8%を占める数値です。
また、公務員試験の受験者413人を対象にアンケート調査したところ、公務員試験を受けるために勉強を始めた時点の平均年齢は24.5歳、1日の平均勉強時間は8時間42分、合格までかかった平均期間は2年3か月でした。
公務員を目指すようになった動機については、｢リストラのない安定した職業であるため｣を挙げた人が全体の54.5%でもっとも多く、続いて｢年金制度が充実しているため｣、｢若年層の就職が厳しいため｣などが挙げられました。
試験の結果に対して感じるストレスの度合いについては、｢非常に高い｣と答えた人が全体の59.1%でもっとも多く、｢高い｣29.9%、｢普通｣9.2%、｢低い｣1.9%などの順となっており、受験者のほぼ全員がストレスを感じているということです。