証券大手三星証券が自社株を保有する社員への配当を送金する際にシステム入力を誤り、およそ100兆ウォンに相当する28億株を支給したことが分かり、波紋が広がっています。
三星証券は自社株を保有する社員への配当を送金する際に入力を誤り、1株当たり1000ウォンの配当を送金すべきだったのが、1株当たり1000株を配当し、およそ100兆ウォンに相当する28億株を支給したことが6日、分かりました。
配当が支給されたのは5日で、入力の誤りは6日午前9時31分になってようやく確認されました。
その間に職員16人が誤って配当された510万株余りを市場で売却、三星証券の株価は前の日に比べて12％も下落しました。
金融監督院はこの問題に関連して特別点検を実施することにしていて、違法行為が確認される場合は厳重に処罰するとしています。
また、ほかの証券会社についても同様の誤りがないかなどを点検するとしています。