農産物の単一品目としては輸出額がもっとも高いタバコの、ことし1月から3月までの第1四半期輸出額が、去年の同じ期間に比べて28.3%減少しました。
タバコは、植物の葉っぱを加工して作られるため、加工農産物として分類されますが、農林畜産食品部によりますと、ことし第1四半期のタバコの輸出額は2億1060万ドルで、去年の同じ期間に比べて28.3%減少しました。
去年1年間のタバコの輸出額は11億2560万ウォンで、農産品・食品部門の全体の輸出額の16.5%を占め、単一品目としてはもっとも高い割合となっています。
また、タバコの輸出先は、アラブ首長国連邦(UAE)やサウジアラビアなど中東諸国や東南アジア諸国が中心となっています。
しかし、アラブ首長国連邦で、去年10月からタバコに対していわゆる「罪悪税」を課すことが決まったほか、ことし1月からは5%の付加価値税も上乗せされることになりました。
そのため、韓国製タバコの価格がほぼ2倍値上がりし、販売量が急激に減少しているということです。
これについて専門家は、ほかの中東諸国でもタバコに対する税金を増やしていく方針を明らかにしているため、韓国製タバコの輸出はさらに減少するものとみられると説明しています。