韓国南部の智異山に生息するツキノワグマが56頭に増えました。
韓国国立公園管理公団はツキノワグマを智異山に放し、野生化を進める試みを続けていますが、最近、メス8頭が小熊11頭を産み、智異山に生息するツキノワグマはこれで56頭になりました。
このうちメス3頭は野生状態で智異山で生まれた熊で、智異山での定着が順調に進んでいることが確認されました。
個体群が長期間存続するために必要な最低限の個体数である最小存続可能個体数は50頭とされていて、智異山に生息するツキノワグマは最小存続可能個体数を超えたことになります。
韓国国立公園管理公団は野生適応過程にある小熊3頭を9月に智異山に放す予定で、そうなれば智異山に生息するツキノワグマは59頭になります。