製造業の景況感は上向きましたが、依然として否定的な見方が多いことが分かりました。
大韓商工会議所は17日、韓国の製造業およそ2200社を対象に企業の景況感を調査したところ、ことし4月から6月までの第2四半期のBSI=景況判断指数は97で、前の四半期から11ポイント上昇したと発表しました。
これは、2015年第2四半期以来の高水準です。
それでも依然として基準値100を下回り続けています。
BSIは100を下回ると、景気が悪化すると予想する企業が、良くなるとみる企業より多いことを意味します。
業種別では、IT・家電が100を上回っているのに対し、鉄鋼や自動車、造船などは100を下回っています。
大韓商工会議所は、「スマートフォンや人工知能、モノのサービス向けの半導体需要が増加し、IT・家電メーカーが景気を牽引しているが、そのぬくもりが全体の業種には広がっていない」と説明しています。