アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備などの影響で大幅に減っていた中国人入国者の数が13か月ぶりに40万人台を回復しました。
法務部が17日にまとめたところによりますと、3月に韓国に入国した中国人は42万7600人で、去年2月以来、1年1か月ぶりに40万人を上回りました。
前月に比べて16.5%、去年の同じ期間に比べて13.0%、それぞれ増えました。
韓国を訪れる中国人旅行者の数は、「サード」の韓国配備に反発した中国が去年3月に韓国への団体旅行を事実上禁じる措置を取って以降、大幅な落ち込みが続いていましたが、最近になって回復の兆しが見え始めています。
去年12月の韓中首脳会談以降、両国関係が回復に向かっていることや、2月の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック開催、中国の旧正月「春節」の連休などが背景にあるものとみられます。