南北首脳会談の準備委員長を務める大統領府青瓦台の任鍾晳(イム・ジョンソク)秘書室長は、南北間の対話より韓米間の連携が重要だ述べました。
任鍾晳秘書室長は17日、大統領府青瓦台で記者会見し、南北首脳会談は米朝首脳会談にも影響を及ぼし、進んでは南北米の3カ国首脳会談につながる可能性もあるなど、とても重要な意味があるとしました。
そのうえで、過去の南北間の合意が履行されていないのは、韓米間で調整がうまく進まなかったことによるところもあると指摘し、政府は北韓との対話を重視しているが、その3倍以上の時間をかけてアメリカとの連携に力を入れているとしました。
また、任鍾晳秘書室長は米朝首脳会談について、開催場所をどこにするかの問題を除いては、比較的準備が順調に進んでいるとしました。
アメリカはモンゴルなど第三国を提案しているのに対して、北韓は平壌での開催を主張しているとされていて、最終的に開催場所がどこに決まるかに関心が寄せられています。
一方、南北首脳会談後に発表する合意文の文案もおおよそ決まっているもようです。
任鍾晳秘書室長は合意文について、非核化の意思を両首脳がはっきりと確認することが何より重要だとして、合意文に「非核化」を明文化するとの考えを示しました。
ただ、この部分は米朝首脳会談の準備状況によっても変わってくる可能性もあり、鄭義溶国家安保室長と徐薫国家情報院長が平壌とワシントンを行き来しながら最終的に決定することになる見通しです