国際通貨基金(IMF)は韓国のGDP成長率の見通しを3.0%に据え置きました。
IMFはこのほど、韓国のGDP成長率について、ことし3.0%、来年2.9%との見通しを示しました。
IMFは1月に発表した見通しでも、韓国のことしのGDP成長率の見通しを3.0%としていました。
一方、世界経済に成長率については、2018年と2019年ともに3.9%との見通しを示し、いずれも1月の見通しを維持しました。
IMFは、大型減税を実施したアメリカのGDP成長率見通しを上方修正する一方、新興国は中国やインドが順調なほか、資源価格の上昇で中東産油国は財政立て直しで景気が下押しされるとして、世界経済は好調を維持するだろうとしました。
ただ、通商問題をめぐる米中の対立などを挙げ、「世界の経済活動を損なう懸念が高まった」と指摘しました。