ソウルの就業者の給料は、月223万ウォンで、地域別には大手企業の本社が多い光化門(クァンファムン)一帯が最も高いという調査結果が出ました。
新韓銀行が、ビッグデータを活用して分析した「ソウル市生活金融地図」の「所得編」によりますと、ソウルの就業者の月給は、中央値を基準に223万ウォン(以下、金額は全て中央値)でした。
中央値とは、数値を大きさの順に並べたとき、全体の中央に位置する値のことです。
鐘路区(チョンノグ)が335万ウォンで最も高く、ソウル市全体の中央値の1.59倍でした。
これに次いで中区(チュング)が325万ウォン、永登浦区(ヨンドゥンポくグ)が320万ウォン、瑞草区(ソチョグ)が312万ウォンなどでした。
鐘路区が最も高いのは、大手企業の本社が鐘路区に集まっているためだと思われます。
主な業務地区とされている光化門、汝矣島(ヨイド)、江南(カンナム)、上岩(サンアム)エリアの中では、光化門が457万ウォンで最も高く、次に汝矣島391万ウォン、江南311万ウォン、 上岩306万ウォンの順でした。
一方ソウル市の専門職の給与は377万ウォン、一般事務職の月給299万ウォンより高いことがわかりました。
年齢では、初めて就職をする年齢の26~39歳が月195万ウォン、31~35歳は256万ウォン、36~40歳が287万ウォン、41~45歳が327万ウォンなど、年齢が高くなるにつれ平均19%ずつ上昇しました。しかし46~50歳の平均給与は月322万ウォンで、41~45歳より低くなっています。
また、大企業は348万ウォン、外部監査を受ける中小企業は279万ウォン、外部監査を受けない中小企業は220万ウォンでした。
この調査は、新韓銀行の顧客のうち、去年12月現在、自宅や職場の住所がソウル市になっている人155万人の資料を利用して行われました。対
象は、給与所得者128万人、自営業者11万人、年金受給者16万人です。