韓国と北韓は、23日午前中に、南北の軍事境界線にある板門店(パンムンジョム)で、27日の南北首脳会談に向けた3回目の実務者協議を行います。
大統領府青瓦台によりますと、北韓は、22日、南北首脳会談の際の警護や行事進行、メディア報道などについて話し合うための実務者協議を、板門店の北韓側にある施設の統一閣(トンイルガク)で開催することを提案してきました。
韓国側はこれに応じ、23日午前中に協議を開く予定だということです。
今回の実務者協議では、とりわけム文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が対面する時期や方法のほか、金正恩委員長の韓国訪問の経路、共同記者会見の開催などについて話し合われます。
これについて青瓦台の関係者は、23日の実務者協議で南北首脳会談に向けた事前調整がすべて完了する場合、高官協議は開かれない可能性もあると説明しています。