南北が軍事的に対峙する地政学的リスクから韓国株の価値が割り引いて扱われる、いわゆるコリア・ディスカウントが改善されつつあります。
証券大手の韓国投資証券によりますと、アメリカのモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルのMSCI新興国指数と韓国指数の格差が徐々に縮小しています。
13日の時点で、MSCI韓国指数の株価収益率は10.56倍で、新興国指数の株価収益率15.25倍に比べると30.78%も低くなっていました。
先月末の時点では33.28%の格差がありましたが、今月6日には31.67%に格差が縮小し、13日には30.78%まで格差が縮小しました。
南北首脳会談と米朝首脳会談を控えて週間継続して格差が縮小しています。
韓国株は地政学的リスクや企業の不不透明な支配構造、株主への消極的な還元などで、ほかの新興国に比べて価値が低く評価されているとされています。