韓国GMの正常化のために70億5000万ドル(およそ7兆6000億ウォン)の資金が投入されます。
新規資金の投入とともに、最後まで争点となっていた韓国GMの「10年以上事業継続」と産業銀行の「拒否権」についても合意に至りました。
産業銀行とGMは、このような内容を盛り込んだ韓国GMの経営正常化方策について、26日、条件付で合意しました。これにより産業銀行は、「法律的拘束力のない投資確約書(LOC)」を27日に発行します。
韓国GMに投入される資金70億5000万ドルのうち、GMが63億ドル(およそ6兆8000億ウォン)、産業銀行が7億5000万ドル(およそ8100億ウォン)を出すことになりました。
GMは、韓国GMに対する貸出金27億ドルを資本金に転換する形で投資(出資転換)を行います。そしてGMがさらに新規資金として36億ドルを投入し、産業銀行が持分率によって7億5000万ドルを出します。
出資転換など、経営失敗についてはGMが責任を取り、新規投資についてはGMと産業銀行が持分率に沿って参加する形で進められました。
GMは、新車を配備するなど、韓国GMの生産施設を10年以上保持すると約束しました。
産業銀行がGMが韓国市場から撤退することを止められる拒否権も株主間 契約書に盛り込むことにしました。
去年の10月に満了している拒否権(韓国GMの総資産の20%を超える資産の処分や譲渡など、重要な決定に対する拒否権)を回復した形になります。これにより政府と産業銀行の同意なしにはGMが韓国市場から撤退できなくなります。