パワハラ・暴行・脱税・密輸などの容疑で総帥一家が取り調べを受けるなか、大韓航空の従業員が4日に光化門(クァンファムン)でろうそく集会を開きます。
集会は、4日午後7時から開かれ、大韓航空の従業員や大韓航空を傘下に持つ韓進(ハンジン)グループの系列会社の従業員、一般市民などが参加し、総帥の趙亮鎬(チョ・ヤンホ)一家と経営陣の退陣と、趙亮鎬一家のパワハラ疑惑に対する厳重な処罰を求めるということです。
集会に参加する人たちは、会社側による不利益な措置を避けるため、黒系の服に仮面や帽子、サングラスを着用する予定だということです。
趙亮鎬一家については、海外で購入した高級ブランド品などを自社機や社員を使って「密輸」していた疑惑が浮上していますが、趙亮鎬会長の長女、趙顯娥(チョ・ヒョンア)氏と次女、趙顯玟(チョ・ヒョンミン)氏が海外で購入した物品の韓国への持ち込みを担当していたとする従業員の証言や、こうした密輸が週に2回の頻度で行われ、ブランド品のバッグから生活必需品など多岐に渡っていたとの証言も出ています。