法務部に所属して、実際の出入国業務を担当している「出入国管理事務所」の名称が、10日から一部変更されます。
それによりますと、全国に19か所ある「出入国管理事務所」のうち、規模が大きく業務が多い仁川(インチョン)空港、ソウル、釜山(プサン)、仁川、水原(スウォン)、済州(チェジュ)の6か所は「出入国・外国人庁」に名称が変わり、残り13か所は「出入国・外国人事務所」となります。
「出入国管理事務所」という名称は、1954年に金浦(キムポ)空港に金浦出入国管理事務所が開設されてから用いられてきたとされています。
しかし、この名称について、外国人を管理するといったマイナスのイメージが持たれやすいことや、出入国の審査以外にも滞在管理や難民、国籍など多様な業務を担当していることから適切ではないという声が上がっていました。
これを受けて政府は今月1日、「出入国管理事務所」の名称変更を盛り込んだ改正の政令を閣議で決め、10日から施行することになったものです。