釜山の日本総領事館付近に置かれている「徴用工像」について、韓国政府はほかの場所に移すことを求めました。
「徴用工像」は今月1日に市民団体などが日本総領事館前の設置を試みましたが、警察によって阻止され、日本総領事館から数十メートル離れた場所に置かれたままになっています。
政府は8日、外交部など4部の長官名の談話を発表し、この中で「強制動員被害者の問題を教訓とするという趣旨には共感するが、関連法や外交公館の保護に関する国際慣行などを考慮すると、ほかの場所に移すことが望ましい」とする立場を明らかにしました。
これに対して徴用工像を設置しようとしている市民団体は、「日本総領事館から離れた場所に移す考えはない」と主張しています。