トランプ大統領がツイッターで、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との米朝首脳会談を、来月12日に、シンガポールで行うと発表したことを受けて、大統領府青瓦台が歓迎の意を表しました。
青瓦台の報道官は、記者に対して、「米朝首脳会談がシンガポールで行われることを歓迎する。韓半島の非核化と恒久的な平和の定着が安定的に進むことを願う」と述べました。
青瓦台は、これによって韓半島情勢の変化をもたらし得る対話の局面が本格化したとして、それに沿った対策づくりに注力する方針です。
そして何よりも、今月22日に控えているワシントンでの韓米首脳会談が、米朝首脳会談の成功に向けた事前調整のきっかけになれるよう、綿密に準備作業を進めるとしています。
青瓦台の関係者の間では、文大統領と金委員長との間に最近、開設されたホットラインによる電話会談が近く、行われるという見方も出ています。
また文大統領が、米朝首脳会談の直前にカナダで開かれるG7=主要7か国首脳会議に出席する案も検討されています。
青瓦台は、こうした取組みによって、韓国が韓半島の非核化と平和定着のプロセスで中継ぎの役割を果たせると期待しています。