ことしの夏休みの旅行先として、日本と中国が人気を集めていることが、14日までにわかりました。
大手旅行代理店のモドゥツアーによりますと、11日の時点で、ことし7月の予約率は去年の同じ期間に比べて11.1%、8月の予約率は11.7%増えました。
特に、中国、日本、東南アジアなど近距離旅行の人気が高く、中国旅行の予約率は、7月が去年に比べて2.9倍、8月が3倍に増えています。
日本旅行の予約率も7月が1.4倍、8月が1.6倍へと、大幅に増えています。
モドゥツアーの関係者は、コストパフォーマンスを重視する消費トレンドが広がっていることが、近距離旅行の人気の背景にあると説明しています。
なかでも中国は、去年、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備をめぐる韓中のあつれきで旅行が減少した反動が影響を及ぼしたものとみられます。
大手旅行代理店のハナツアーでも、6月の地域別予約率は日本と中国の増加が際立っています。