交通事故や火事など、迅速な対応が必要な際に通報できる電話番号を統合した結果、ここ2年間で、事故の対応までかかる時間が3分26秒短縮されたことがわかりました。
韓国政府は、緊急時の通報のための電話番号を、これまでの21個から3個に減らし、通報内容を関係機関で素早く共有できるシステムを構築するための｢緊急通報電話の統合事業｣を2016年7月から進めています。
行政安全部によりますと、2017年12月現在、統合された番号を通じて通報が受け付けられたあと、通報内容に直接関連があるほかの機関につながるまでかかる時間は1分50秒で、事業開始前に比べて59秒短縮されました。
また、2018年3月現在、警察と消防など、複数の機関の連携が必要な際、連絡を取り合って共同対応を始めるまでかかる時間は4分10秒で、事業開始前に比べて1分56秒短縮されたということです。
行政安全部は、今後、共同対応開始時間をさらに短縮していく考えを示しています。