5月22日は、陰暦4月8日の釈迦誕生日で、韓国では国民の祝日です。
ソウル中心部にある曹渓(チョゲ)寺をはじめ、全国各地にある2万あまりの寺院では、釈迦の誕生を祝う法要が行われました。
曹渓寺の法要には、各政党の代表やソウル市長選挙の主要政党から立候補している候補者、宗教界の関係者、信者ら1万人あまりが出席しました。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は祝辞を寄せ、「平和と繁栄の新しい韓半島時代を迎えられるよう、真心を込めて祈ってほしい」と述べました。
またことしは、南北の仏教界が共同で採択する統一と平和を祈る祈願文が3年ぶりに発表されました。
この祈願文は、「4月27日に行われた南北首脳会談で採択された板門店(パンムンジョム)宣言は、南と北が一緒に新たな歴史のスタートを切ることを宣言したもので、民族の血脈を再びつなぎ、自主統一の新時代を開いていくための歴史的な一里塚だ」としています。
この南北仏教界の統一祈願文は、1997年から毎年発表されてきましたが、南北関係が悪化した2012年から中断されたあと、2015年に発表され、その後、再び中断されていました。