4月に韓国を訪れた外国人観光客は、中国人の増加などに支えられ、大幅に増えました。
韓国観光公社が24日にまとめたところによりますと、4月に韓国を訪れた外国人観光客は133万1709人で、去年の同じ期間に比べて23．8％増えました。
中国人観光客は、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード（THAAD）」の韓国配備に反発した中国が去年3月に韓国への団体旅行を事実上禁じる措置を取って以降大幅に落ち込んでいましたが、中国当局がこのところ、韓国への団体旅行を許可する地域を拡大していることで回復が目立ち、去年の同じ期間に比べて60．9％増えました。
日本人観光客は、韓半島の平和ムードが高まった4月末にゴールデンウイークの連休があり、この1年間で最高となる29．0％の2桁成長となりました。
中国と日本を除くアジア・中東の国・地域からの観光客は、去年の同じ期間に比べて13．9％増えています。
特に台湾からの観光客が32．8％と、大幅に増えています。これは4月の連休に加えて社員旅行や修学旅行などの団体旅行客が増加したためです。
一方、4月に海外を訪れた韓国人は223万200人で、去年の同じ期間に比べて11．3％増えました。