海外にサーバーのあるホームページなどを通して、国民の個人情報が漏れていることが見つかった事例件数が、大幅に増加していることがわかりました。
韓国インターネット振興院によりますと、去年1年間、韓国国民の個人情報を違法に掲載していることが発覚した海外サーバーのウェブページは5003件で、一昨年の2016年の603件に比べて8.3倍増加しました。
さらに、ウェブページの1ページ当たりに掲載できる個人情報の数は数百件に上るため、実際に漏れた個人情報は数十万件に上る可能性が高いということです。
また、去年1年間、個人情報の違法売買を目的とするネット上の書き込みの数は9万8572件に上り、2016年に比べて2.1倍、2013年に比べて15倍増加しているということです。
これについて韓国インターネット振興院は、最近は国内サーバーを利用した個人情報の違法売買に対する取締りが強化されたため、海外サーバーを利用する業者が増えているためとみられると説明しています。
実際、去年1年間、国内サーバーのウェブページに違法掲載された個人情報は6435件で、取締りを始めた2013年に比べて8分の1に減少しています。