12日に開かれる米朝首脳会談の直後に、文在寅（ムン・ジェイン）大統領が韓国と北韓、それにアメリカの3か国による首脳会談に出席する可能性が取りざたされているなか、文大統領が8日、統一地方選挙の期日前投票を行うことになりました。
韓国では今月13日、地方選挙と国会議員の再・補欠選挙の投開票が行われ、その期日前投票が8日と9日の2日間にわたって行われます。
大統領が地方選挙や総選挙、大統領選挙など主な選挙で、期日前投票を行うのは初めてです。
大統領府青瓦台の金宜謙（キム・イギョム）報道官は、文大統領の期日前投票について、投票を促すためのもので、シンガポールを訪れるためではないと説明しました。
金報道官は、「期日前投票率は全体の投票率を引き上げるうえでとても重要な役割を果たすもので、総選挙や大統領選挙に比べて投票率が低い地方選挙の投票率を引き上げる必要があると判断した」と説明しています。
文大統領のほか、任鍾晳（イム・ジョンソク）秘書室長や張夏成（チャン・ハソン）政策室長、鄭義溶（チョン・イヨン）安保室長ら青瓦台高官も8日に期日前投票を行うということです。