韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領が今月21日から24日までロシアを国賓として訪れることになりました。
大統領府青瓦台が18日、明らかにしたところによりますと、文大統領は今月21日から24日まで、ロシアを国賓として訪れ、プーチン大統領と会談するということです。会談後は、夕食会も開催されます。
文大統領とプーチン大統領の会談は、去年7月と9月に続いて3回目となります。
国家安保室の南官杓（ナム・グァンピョ）第2次長は記者会見で、「今回の首脳会談は、両首脳の友情と信頼をさらに深め、両国間の戦略的協力パートナー関係を未来指向に発展させる重要な道しるべになるだろう」と話しました。
今回の首脳会談は、シンガポールでの米朝首脳会談の直後に行われる だけに、韓半島の非核化に対するロシアの支持を取り付けるという面で意味が大きいとされます。
また、今回の訪問を通じてロシアとの経済協力を強化することで、文大統領が掲げる、韓国、北韓、ロシアの3か国の経済協力による「新北方政策」にも弾みがつくと青瓦台は期待しています。
一方、文大統領は訪問期間中、メドベージェフ首相と会談するほか、ロシア下院で演説する予定です。
また、韓国とロシアの国会議員による「親善の夕べ」やビジネスフォーラムに出席したあと、南部のロストフナドヌーに移動して、現地時間の23日午後6時から行われるサッカーワールドカップ1次リーグの韓国とメキシコの試合を観戦する予定です。