文在寅(ムン・ジェイン)大統領が21日午前9時ごろ、ソウル空港から専用機でロシアに向けて出発しました。
21日から2泊4日の日程でロシアを国賓訪問します。
今回の国賓訪問は、1999年当時の金大中(キム・デジュン)大統領の国賓訪問以来、19年ぶりのことです。
文大統領は、去年の9月ウラジオストクで開かれた第3回東方経済フォーラムに出席するためにロシアを訪問したことがあります。
文大統領は、国賓訪問2日目の22日には、プーチン大統領と3回目の首脳会談を行い、続いて国賓晩餐にも出席する予定です。
また、文大統領は、モスクワに到着直後、ロシア下院を訪問し下院議長と主な政党代表と面談し、韓国大統領としては初めて下院で演説をします。
文大統領は、今回の国賓訪問で、韓半島の完全な非核化と平和体制の構築に対するロシアの支持を確保することに集中することとみられます。
そして、平和定着により本格的な南北経済協力が始まることに備え、南北とロシアの「三角経済協力」の方策についても話し合うと思われます。