韓国人によるヨーロッパ旅行の急増で、韓国の旅行収支の赤字国の1位が、これまでのアメリカからEUに変わりました。
韓国銀行が23日、発表したところによりますと、韓国のEU=ヨーロッパ連合に対する旅行収支は、赤字幅が去年より36%も増えて、54億69000万ドルあまりとなり、地域別で1位となりました。
韓国の旅行収支の赤字国はこれまでアメリカが不動の1位で、2009年にEUが2位に上がってきましたが、その後、2010年から2015年の間は東南アジアが2位に上がっていました。
しかし最近は、これまでも人気の高いフランス、ドイツ、イタリアなど西ヨーロッパ以外にチェコやハンガリーなど東ヨーロッパへの旅行が増えたうえ、去年の場合、5月と10月の大型連休で海外旅行者が急増したことによるものとみられます。
また旅行収支の赤字3位は東南アジアで、4位は日本でした。
韓国は2000年以来、旅行収支の赤字が続いていて、去年は赤字の規模が史上最大となりました。